木暮のブログ

木暮よるグランパスについて思いつくことを書くやつ

2019シーズングランパス個人的総括

あくまで個人的総括です。

今シーズンは特に人によって意見が変わると思いますので一人の意見として見てもらえれば幸いです。

また、先に言っておきますが僕は今シーズンは風間さんで貫いてほしかったと思っていました。

 

監督交代について

グランパスの今年一番の出来事でしたね
既報では7/20の時点で強化部(大森さん)は風間さんを解任しようとしていたが、小西社長が風間さんを擁護し、それから約2ヶ月引っ張りましたが、清水戦の後の9/23に解任され、マッシモが引き継ぎなんとか残留にこぎつけましたというのが今年のグランパスです。

ただし、風間さん解任後マッシモ体制になっても1勝4敗3分で8試合勝ち点6と、成績は上向きませんでした。尚、参考までに風間さん解任前の8試合も1勝4敗3分けでした。

今年のグランパスは監督を交代させるタイミングが3つあったと個人的に考えています。
①強化部が解任の方針を決めた7/20
②実際に監督が交代になった9/20
③今シーズン終了後

①の場合、シーズンがまだ半分有り中断期間もあり移籍で補強もできたりと、立て直しを図るためのタイミングとしてはベストだと思います。
②の場合、7/20から戦績が上向けば無しとなったかもしれませんが、上向かなかったときに残留を最優先させるために待てるギリギリのタイミングがここだったと思います。夏のガンバ戦とレッズ戦で勝てていれば、このタイミングでの解任は無かったかと思います。
③の場合、3年あった風間体制を振り返り、今後に向けて協議していくことができますが、風間さんが残留のために戦い方を変えることは無かったでしょうし、このタイミングを選ぶのは賭けになったと思います。

正直、結果が出なかった風間さんが解任されるのは仕方ないですし、そこは各人の思いとはともかく納得せざるを得ない人も多かったとおもいます。

問題なのは、風間さんが施行してたサッカー及びそれに合った選手たちにそぐわない監督を連れてきたことです。グランパスは「攻守一体の攻撃サッカー」を目指しています。インサイドグランパスで、監督交代時のインタビューで大森さんははっきりと「マッシモが攻守一体のサッカーを作ってくれると考えています。」とおっしゃられていました。詳細は後述しますが、結論だけ言えばマッシモが8試合指揮してもらった中で攻守一体のサッカーは表現されていなかったと僕は思います。

 

サッカーの内容について

風間さんが指揮をとっていた序盤戦、勝って勝って少し負けたり分けたりしながら、素人目でも攻撃的で面白いサッカーがされており、ここ数年で1番楽しい時期だったと言えるくらいの躍進でした。
しかし13節のホーム松本戦から転落が始まっていきました。理由は簡単で、風間さんのサッカーは対策がしやすいため、対策された結果尽くカウンターを食らってやられていきました。しかし風間さんはそれでも自分たちにベクトルを向け、こちらから対策することはありませんでした。
しかし、決して完敗続きだったわけではなく、しっかりと攻撃の形はできていましたし、風間さんが試合後のインタビューで毎回言っていたとおり、本当に後は決めるだけだった試合が多々あったと思います。
そういう意味で言えば、風間さんだけでなく、選手たちもその部分については僕は不満でした。僕が観測している範囲でほとんど話題になっていませんでしたが、ジョーはチャンスを尽く外しており、費用対効果の面も含め僕は一貫して不満がありました。

マッシモ体制になってからについて、まずは残留することに注力していたためか、守備に重きを置き攻撃的なところを見せてもらうことは皆無でした。せめてマッシモのイメージである守備が向上すればまだ良かったのかもしれません。確かに流れやカウンターでやられることは劇的に減りましたが、何度同じ形を見せられるんだというセットプレーでの失点が見られ、そもそも守備を立て直すというところも怪しいというのが8試合を見てきた感想です。
残留がほぼ決まりかけていた中での最終節鹿島戦でも、少しだけ狙った形の攻撃は見せてもらいましたが、後半はほぼ何もさせてもらえなかったにも関わらず、「(8試合率いてきて)今までで一番いいサッカーをしていた」と言われても、納得できる人はいないと思います。


まとめ
今年のグランパスで例年以上に監督交代について賛否両論がなされましたが、事実だけいを言うならば、風間さんは監督を解任され、マッシモ・フィッカデンティが就任して最低限のミッションであるJ1残留を果たしました。
そもそも、この監督交代は正解だったのか間違いだったのか、これは人によって変わります。
風間監督では残留できなかったのだから交代は妥当だろう。
いやいや、グランパスの基盤を作るために風間さんを選んだのだから交代はありえなかった。と

これらだけで無く、今シーズンは人の数だけ様々な思いがあると思います。
しかし、今シーズンはもう終わってしまい、色んなものが有耶無耶なまま消化不良になってしまいました。きちんと総括できる材料が無いことは非常に残念でもったいなく思います。
個人的な感想として、グランパスの歩みとしてのプロセス自体は間違っていないと思います。ただし、それを実行させるための手段に疑問しかありません。
来季のことについては敢えて書きませんが、一つだけ未来について語らせてもらうなら、グランパスが今歩もうとしているこの道筋が正しいものだとファンサポーターファミリーが信じられる、そんな姿をクラブにはストーブリーグから来季にかけて見せてもらいたいと思います。